2004.7月の記事

07 28 2004

バックスウィングは意識していけないもの

スウィングには、ボールの後方に向ってスウィングするバックスウィングと、クラブを振り下ろしてボールを打ちぬくフォワードスウィングがあります。今回は、このバックスウィングについて考えてみましょう。

最初に、大きなハンマーで、杭を地面に打ち込む作業を思い浮かべてください。ハンマーで杭を打つ時、ハンマーをどのように握るとか、ハンマーをどこに上げるとか、意識しないはずです。杭のみに意識をおく、または、杭だけを見て、何も考えずにハンマーを振り下ろすだけではないでしょうか。もし、ハンマーの上がる位置(トップオブスウィング)に注意を払いながら杭を打ったら、おそらく正確に当たらないでしょう。ひょっとしたら、空振りするかもしれません。クラブでボールをうつのも、ハンマーで杭を打つのも、基本的には同じ作業ですから、道具に意識をおくのではなく、ボールや杭である、自分が力を加えようとする物のみに、意識を置くべきだと考えています。

生まれて初めてゴルフをする人に、グリップだけ教えて、「適当にボールを打ってください」と言えば、誰でも自然にバックスウィングをとります。つまり、バックスウィングは、「反動」と言う言葉におきかえれます。

綱を引こうとする時、引く方向と反対の方へ身体を倒してから、そのあと綱を引きます。これが「反動」です。

ゴルフを長くやっている人なら経験があると思いますが、バックスウィングのことを考えているとき、つまり、どこに腕が上がっているとか、肩がどれぐらい回っているとか、そんなことを気にしている時は、調子の悪い時でゃないでしょうか?

最後に、2年ほど前から、2ボールパターや,それに類するフェースの後方に色んなものが着いているパターが流行していますが、これらのパターを使う時注意しなければならないことは、バックスウィングのとき、ヘッドについているボールにあわせて、真っ直ぐに引こうとかすると、しっかりと打てなかったり、フェースの芯に当たらなくなる可能性があります。上で述べたように、バックスウィングは「反動」であるし、自分の力を加えるべきボールに意識をおかなければ、正確に自分の力は伝わらないからです。

No,0007

07 21 2004

弊社のスライダーについて

前回のこのコーナーでは、インパクトの時、クラブヘッドはストレートに動かないという話をしました。安定したストレート系のボールを打つプロの、ディボット跡を見ると、ターゲットよりやや左の方向に向いてることが多いようです。インパクトは、ゾーンではなく点であると、私は理解しています。

アマチュアに限らずプロでさえも、いつもジャストミート出来るわけではありません。トップボールも、ダフリ気味のショットもでるのがゴルフなのでしょう。ボールを打つ道具としてクラブを考えた場合、少しミスヒットしたときでも、まあまあの結果が出る、私はそこが大事だと思います。

弊社のスライダーは、少しダフッても、かなりの結果が出ると思います。または、ラフに沈んだライで、普通ではウッドで打つには少し無理かなという時でも、十分に打てる場合があります。あと、北海道や東北の方で、ベントグラスがフェアウェイの芝である場合,、高麗芝に比べたらボールが浮きませんので、このようなケースも効果的です。

芝の抵抗を少なくするためには、ソール形状が大事なりますが、昔流行したキャロウェイ社のグレートビックバーサのようにへこませると、抵抗はかなり減らせますが、アドレス時のクラブのすわりがあまりよくなく、そこで溝にして、抵抗を減らしながらクラブのすわりも良くしようとしたのです。

今回は、スライダーの宣伝になりました。

No,0006

07 14 2004

インサイドストレートの軌道は存在しない

ゴルファー同士の会話でよく耳にする言葉で、「ボールが曲がるのは、スウィングの軌道が良くないからだ。目標方向にまっすぐ振らなくてはいけない。」すなわち、インサイドストレートの軌道が、ボールをまっすぐに打つための唯一の方法であると・・・。

クラブヘッドの軌道は、スウィング中、円を描いていることは、人がボールを打つ時にスウィングを見ていれば分かることですが、インパクトの瞬間のクラブヘッドの動きは、肉眼では確認できないでしょう。

インパクトにおけるヘッドスピードは、一般アマチュアで時速140Km以上になります。プロなら、180Kmから200Kmに達することもあります。クラブヘッドの重量は、ドライバーで約200gありますから、アマチュアでもインパクトでの遠心力は,50Kg近くに達します。50Kgの遠心力が発生しているといわれても、ピンときませんが、トレーニングジムで50Kgのバーベルを持ち上げたことは、男性ならあるかもしてません(女性でもいるかもしれませんね。スピードスケートの大菅小百合選手は、スクワットで190Kgをあげていましたから)。

50Kgのバーベルを簡単に動かせないのと同様、50Kgの遠心力が発生しているクラブヘッドの動きの方向を変えるのは、頭で考えているより、大変な作業です。円運動をしているクラブヘッドの動きを、インパクトの瞬間にストレートに変えることは、私はできないことだと思います。

次は、きれいにインサイドインの軌道でボールを打った場合、どのような球筋になるかといえば、フック回転になりやすいでしょう。インパクトでのクラブヘッドのスピードは、ヒール側よりトゥ側の方が速いので、左回転のスピンになりやすいのです。プロのスウィングを近くで見ると、ややアウトサイドインの軌道で打っているように見えますが、見えるだけではなく、実際にそのように打っているプロが多いのです。少しカット気味に打つことで、フックスピンを減らしているのでしょう。

No,0005