2005.3月の記事

03 30 2005

ゴルフクラブの規制について**続き

写真:パ−シモンのドライバー前回のテーマについて、少しお問い合わせがありましたので、もう1回私見を述べたいと思います。

ウッド、特にドライバーは、ヘッドの大型化に伴い慣性モーメントが大きくなって、ボールが曲がりにくくなりました。写真は、私が長い間使用したパ-シモンのドライバーですが、このクラブに比べたら、現在の大型ヘッドの方が、フェアウェイにボールを落とすのは、容易であることは言うまでもありません。

また、スウィートスポットから外れた場合、パーシモンの方が曲がりが大きく、また、飛距離のロスも大きくなるので、スウィングの精度は、パーシモンの方が高く要求されます。青木選手が嘆いている「パワーオンリー」とは、少々スウィングの精度が荒くても、「力任せ」で、そして慣性モーメントの大きなクラブに助けられて、遠くにボールを飛ばした人がアドバンテージを取る、現在のゲームのあり方を憂いているのでしょう。

野球について考えてみましょう。ご存知のように、プロは木製のバットで、アマチュアは金属のバットを使用しています。半世紀以上前と比較しても、大きく変わったことはないのではないでしょうか。ピッチャーのプレートからホームベースまでの距離や、ベース間の距離も変わっていません。道具自体にも、大きな変化はないようです。だから、去年イチロー選手が打った安打記録が、過去に樹立された記録と比較して、意義のあるものとなったのです。

私にとって、野球を見ていて一番ドキドキするプレーは、セーフティーバントや内野安打です。ボールを追って内野手が全力でつっこんでくる、バッターはセーフにするために、こちらも全力で走る、そのダイナミックでスピーディーな動きにスリルを感じます。ホームランという大技だけでなく、セーフティーバントという小技で観衆を魅了するから、多くの人がスタンドまで足を運ぶのでしょう。

もし、内野手をあと2人足したら、どうなるでしょうか。おそらく、セーフティバントを試みる選手はいなくなるでしょうし、内野安打などもめったに出るものではなくなるでしょう。そうなると、外野へのヒットか、ホームランでないと点が取れなくなります。すなわち、長距離打者が重宝され、きっと大味なゲームになるのでしょう。野球の長い歴史の中で、現在の9人で守る形態が、いちばん「おもしろい」ゲームになることがわかって、現在に至っているのでしょう。

ゴルフの世界は、この10年から15年ぐらいで20ヤード近く飛距離が伸びて、コースの難易度が変わってしまいました。ニック・プライスが言うように、パーシモンのウッドにした方が、ほんとの技術の差が明確に現れるので、テレビを見ていても、奥深い面白さを感じる気がします。パーシモンに戻すことは不可能としても、ナイスショットとミスショットがはっきり現れるクラブのほうが、観ていてスリルを味わうのではないでしょうか。

新しい素材や、製造方法で飛ぶクラブをつくることは、メーカーの技術開発力を向上させるので、どんどんやるべきでしょう。前回お話したように、プロや公式の試合には、厳しいルールのもとで、飛ばないクラブで勝負をして、競技志向でないアマチュアは、飛ぶ道具を使ってゴルフを楽しむべきだと思います。

No,0032

03 20 2005

ゴルフクラブの規制について

写真:アイアンプロのトーナメントを観ていると、20年前と比べれば、飛距離の差は歴然としています。以前は、550ヤードのロングホールを2オンできる選手は、本当に限られていました。ところが、現在は多くの選手がアイアンで2オンさせます。よく言われているように、メジャートナメントを開催するコースは、8,000ヤードが必要である、、、、。

丸山茂樹選手が言うように、「現在のUSツアーは、パワーゲームである」、すなわち、ロングドライブを打つ選手が、大きなアドバンテージを持つことです。でも、競技を本当に面白くさせているのは、「技と力」の両方が存在していることではないでしょうか。ゴルフというゲームを、奥深いものとしておくためには、飛びすぎるクラブや、ボールを規制することは必要だと思います。ただ、これは公式の試合(プロのトーナメントやオープン競技など)に限定すべきで、一般のアマチュアが気軽に参加できるようなゲームには、おおらかな規制で十分だと思います。来年度から、ヘッドの大きさやクラブの長さなど、細かく規制されますが、私見ではありますが、クラブコンペぐらいなら、どんなクラブを使ってもよいと思うのですが。

加齢や、病気などによる体力の低下により、飛距離が大きく落ちることがあります。コースをラウンドしていて、以前はあそこまで飛んでいたのに、なんて話をよく効きますが、本当にさびしいも気持ちにになるのでしょう。アマチュアには、ハンディキャップを設けて競技をしているわけだし、年齢もいろんな方が参加するので、少しでも気分よくプレーするためには、飛ぶボールや、飛ぶクラブを使うことは、全く問題ないと思います。クラブコンペでも、クラブチャンピョンを決める試合は、プロで施行されている規制に従うとすれば、クラブチャンピョンを狙うぐらいのプレーヤーは、普段から厳しい規制に適合したクラブを使うでしょう。競技志向でないゴルファーは、楽しむために、自由にクラブやボールを選べるべきではないでしょうか。

写真は、フェースの厚みが1.8mmしかない高反発のアイアンです。ストロングロフトになっていますが、ロフトからは想像できないような高弾道で、ものすごく飛んでいきます。私は、このようなクラブを歓迎しています。(ただし、今のところ私は使いませんが)

*中古アイアン情報

D-2モデル
ややグースネック気味でスライスの出やすい人によいと思います。
No.3~Sw 10本セット  28,000円
D-5モデル
グースネックが少なめで、フックを減らしたい人におすすめです。
No,3~Sw 10本セット  28,000円
D-6モデル
このホームページをご覧になってください。P/s、Swは、新品で違うモデルのものがセットになっています。
No,3~Sw 10本セット  45,000円

メールで、写真などを送りますのでお問い合わせください。

No,0031

03 08 2005

練習場の大きさは、、、

写真:当店の練習場皆さんの中で、多くの人はゴルフ練習場に行かれると思いますが、練習場の大きさが、奥行き50ヤードと250ヤードの2つがあり、もし、ボールの料金が一緒であれば、どちらの練習場に行きますか。おそらく全員に近い人が、大きな練習場に行くと答えるでしょう。大きな練習場を選ぶ理由は明白で、ボールの飛距離がわかる、ボールの曲がり具合もわかる、そして爽快である、などでしょう。だから、同じ料金なら、大きな練習場に行くのは、当たり前のことになるわけです。それでは、何のために練習場に行くのかと質問すれば、「上達」するために「練習」するに決まっている、と答えが返ってくるでしょう。

私が見るところでは、練習場でボールを打っている人の中の、かなりの部分が、ボールがどのぐらい飛んだのかに焦点をあわせているように見られます。練習場の打席の多くは、人工芝や滑りやすいマットになっているので、少々ボールの手前にクラブが入っても、滑ってナイスショットを打ったように感じます。だから、本当にジャストミートしたかではなく、どこまでボールが飛んで行ったかが、興味の対象になっているようです。「バカ当り」を求めて、思いっきりクラブを振り回し手、「練習」を終えていることが多くないでしょうか。

ゴルフコースで要求されるショットとは、どのようなものでしょう?それは、出来る限り、自分の意図した方向に、そして、自分の意図した距離を打つことです。それはどうやって実現されるかと言えば、ボールをクラブフェースのスウィートスポットに、スクエアに当てることです。簡単に言えば、ゴルフクラブの「芯」でボールを打つことです。当たり前のことなのですが、飛距離に目を奪われて、「芯」でボールを打つことを忘れてしまっていないでしょうか。

振り回すことに気をとられ、「練習」したつもりが、スウィングを悪くして、「練習」を終えている人が決して少なくないように、私は感じています。むかし、ジャンボ尾崎選手が、「練習場は50ヤードがベストだ」と言っていましたが、私もその意見に賛成です。ゴルフは、ボールを飛ばすゲームではなく、ボールを止めるゲームですから。そして、われわれアマチュアなら、「芯」でボールを打つことが出来れば、練習の目的を100%達成したと言えるのではないでしょうか。だから、ボールを打つ空間があれば、それだけで十分だと思います。

近日中に、ショップの中に3.4mの小さい打席を3つ増設します。ここで、「芯」でボールを打つ練習をしていただければ、と思って始めた次第です。料金は、1時間500円です。お近くの人は、是非ご利用ください。

No,0030