2005.12月の記事

12 21 2005

イップス***続編

写真は、私のショップにある手作りのパッティング練習マットですが、長さが5mあり、イップス克服のために、ここで随分練習しました。

前回に書きましたように、30cmのパットが入らなくなった時、随分悩み、また考えましたが、その時思ったことの1つに、10mのパットを打つと、それなりにカップの方に転がるのに、なぜ30cmのパットだと狙った所にストロークできないのか?10mのパッティングがカップの周辺に行くぐらいの精度があれば、30cmのパッティングであれば、たとえど真ん中でなくても、カップにボールが消えるはずであると。

ロングパットとショートパットでは同じようなストロークをしていないという仮定を立てて、自分がラウンドした時の内容を、細かく記録しました。例をあげると、1番ミドルホール、ピン右手前8mに2オンする。ラインは軽いフックラインで、やや上り、ファーストパットを約1mショートする、続いてのセカンドパットは、少し打ち切れなくて、カップ手前で左に切れて3パットになる、という具合です。

これを1年ぐらい続けたと記憶していますが、ある時、自分にとってとても大きな発見がありました。記録を見ると、ショートパットが打ち切れなくて、カップの手前でボールが曲がった、と書いてありましたが、それは「打ち切れていない」のではなく、「ボールが芯に当たっていないから、意図した距離が出なくて、カップの手前でボールが曲がった」ということです。

これに気づいたことにより、イップス克服に弾みがついたように、今思うと感じます。時どきプロとラウンドをしますが、短いパットをはずした時、「あっ、打っていない」とプロが口にすることがありますが、見ていると、芯に当たっていないのであって、打っていないのでない、ほぼ全部のケースでいえると思います。プロのように、毎日のようにゴルフをする人間であれば、ショートパットの距離感を間違うことは非常に少ないと、私は思っています。芯に当たっていないので、ボールの勢いが弱くなっていることに、気づいていないようです。

次回は、私の行った、技術面での方法を紹介します。

No,0058

12 11 2005

イップス

写真:パターイップスとは、パッティングとくにショートパットで、思い通りに身体やクラブヘッドが動かなくなり、パットがぜんぜん入らなくなる現象のことを言います。

Iプロは、レギュラーツアーで数回の優勝経験があるプロで、一度は青木功プロと競り合って勝ったことのある一流選手でした。しかし、イップスになり、トーナメントから姿を消すことになりましたが、その時の話を紹介します。1m前後のパッティングが入らなくなり、当然パッティングすることが怖くなります。そして、トーナメントでショートパットを打つためにアドレスに入ると、「またはずすぞ」という声が聞こえてくる、Iプロは声のするほうをにらむのですが、どうもそれらしい人はいない。また、ショートパットのアドレスに入ると、「またはずすぞ」という声が聞こえる、同伴するプロに聞いても、そんな声は聞こえないという。しかし、本人にははっきりと声が聞こえたそうです。

地元のオープントーナメントにIプロが出場していた時、私もその試合に出ていましたが、その時私はIプロがイップスらしいということは聞いていましたので、数ホール彼のプレーを見ましたが、1mぐらいのパッティングは、カップにかすりもしないではずれていました。そして、やけにあっさりボールを打つのが、変に印象的でした。おそらく、じっと構えていたら、体が動かなくなったのかもしれません。

私も、1年半か2年ぐらい、イップスに苦しみました。岐阜オープンという試合が、毎年各務原カントリークラブで行われますが、その試合に出ていた私は、18番のロングホールで、第2打をグリーン手前のエッジまで運んで、第3打のアプローチは20mか25mぐらいありましたが、ランニングアプロ-チでピンの右上1m弱につけました。18番グリーンの周りには、大勢のギャラリーが見ており、また私の知り合いも何人かはいましたので、「ナイスアプローチ」と声をかけてくれたり、拍手をしてくれた人もいましたが、私はそれに応えることは出来ませんでした。なぜなら、私としてはピンに10cmぐらいに寄せたかったのです。そのころは、慎重に打っても30cmのパットをはずすことがありましたから。

20m以上もあるアプローチショットを10cmに寄せるなんて、めったに出来るものではありません。私のバーディパットは、下りの軽いフックラインでしたが、頭の中は真っ白だったと思います。不安のままストロークしたボールは、カップを過ぎ、返しのパットもはずしてボギーとなり、大勢の人が見ている前での自分のプレーに対して、情けない、恥ずかしい、惨めである、そういった感情が入り混じってグリーンを離れました。

次回は、私が行ったイップスの克服法を紹介します。

No,0057