2007.2月の記事

02 25 2007

混迷の循環

写真:ハンディービデオカメラ「スランプ」とは、よく口にする言葉です。調子が悪くなることをさす言葉ですが、「スランプ」を正確に表すと、原因がよく分からないが、なぜか調子が出ないことを言うらしく、調子が出ないことに対して、ハッキリと原因があれば「スランプ」とは言えません。しかし、ここでは調子の悪くなることを「スランプ」と呼びましょう。

一時的なスランプであれば、写真のようなビデオを使って、いろんな方向から撮影して、スウィングに対して、正しい知識と豊富な経験を持った人に見てもらえば、スランプ脱出の糸口が見つかるかもしれません。

ゴルフの場合、スランプが一時的なものでなく、数年に及ぶことがしばしば見られます。プロゴルファーにもみられますが、デビューしてすぐに優勝して、将来を嘱望されていた選手が、数年したらテレビの画面にも出た来なくなったりします。近くでトーナメントがある時、その選手の名前が、出場選手の中にあれば、見に行ったりしますが、デビュー当時の切れのあるスウィングはどこにもなく、とても良いスコアを期待することは出来ないゴルフをしています。

このような状態は、プロもアマも同じように起こると考えられます。自分のゴルフを何とかしなくてはいけない、または、もっと距離を出して、他の人に負けないようにしなくてはいけなし、というような「焦り」の状態になったりします。

数年にわたってレッスンをしていて、結果の出ない人の共通した特徴として、「混迷の循環」に陥っています。肩をしっかり回さなくては、軸がぶれないようにしなくては、最後までしっかりと振り切らなくては、など色々本人は考えて練習しています。上に上げた3つのことは、すべて間違いなのですが、それをしてはいけない理由を説明して、本人に理解してもらったはずが、また、半年や1年たったら、同じ事を繰り返しています。それを、ずっーと繰り返しています。これを私は、「混迷の循環」と呼んでいます。

これとは反対に、レッスンをしていて、3ヶ月や半年ですごく進歩する人がいます。半年で、飛距離が20ヤード以上伸びたり、スコアが10ストロークぐらい上がったりします。このような人たちの特徴は、「愚直」に1つのことに取り組んでいます。

今調子の悪い人が、どうやったら良いゴルフが出来るようになるかといえば、現在のスウィングの問題点を正確に把握して、それを矯正するための正しい練習方法を選び、それだけを数ヶ月ぐらい続けることです。これを途中でやめてしまったら、「混迷の循環」に陥るのではないでしょうか。

No,0096

02 11 2007

ヘッドの大きさ

写真:ボールとアイアンゴルフボールの直径は、1.68インチ、やく4cm2mmであります。
その半分は、2cm1mmですが、ボールの上下方向に2cmずれたれたら、大変なミスショットだということは、容易に想像できると思います。

それでは、どのぐらいのずれがあると、ミスショットと感じるのかを、私とプロの佐藤丹美で実験してみました。

アイアンクラブのフェースには、スコアラインすなわち溝がありますが、溝と溝の間隔は、おおよそ3mmぐらいです。そして、フェースに感圧紙を貼ってショットするたびに、スコアライン何本分ずれたかを調べました。使用したクラブは、弊社のモデルのD-8で、私も佐藤丹美も現在使っているクラブです。

だいたい2人の感覚は一致していましたが、溝の幅1本か1本半ぐらいで、ナイスショットとハーフトップ気味のショットとなりました。具体的にあらわすと、下から6本目の溝から下に向かって、ボールのマークが付いたのがナイスショットで、下から5本目か、4本目と5本目の間からボールマークが付くと、ハーフトップ気味のショットでした。意識的にトップボールを打ってみて、溝3本ずれると、相当なトップボールという感じです。

仮に5番アイアンを使ってグリーンを狙った場合、溝1本か1本半ずれたら、グリーン手前のバンカーで、溝3本ずれたら、そのバンカーにさえ届かない、という感じでしょうか。

クラブのスウィートスポットの大きさを気にするゴルファーは多いし、スウィートスポットの大きさをアピールする宣伝も多くありますが、ノータッチでプレーしようとすれば、あまり大きなヘッドを必要ないように思えます。

写真のフラットバックの5番アイアンのフェースの大きさは、7cmから8cmぐらいあります。アマチュアが使うには、ヘッドが小さすぎるということはないと思いますが、いかかでしょうか。(ただし、大きなヘッドが、構えた時の安心感につながれば、それは大事なことで、そのクラブを使う利点はあります。)

No,0095

02 02 2007

「あるある事典」?

写真:ゴルフ誌の表紙最近では、テレビ番組の「あるある大事典」とかいうので、いろいろ捏造があって問題になっていますが、ある意味ではやむをえないという感じがします。

番組の趣旨は、テレビを見ている人たちが、「へぇ~」と驚くような内容の「新事実」や、「今まで誰も知らなかった方法」などというものを放送するわけですが、そんなに沢山「新事実」や「新しい方法」があるとは思えません。テレビ番組は視聴率が勝負でしょうから、テレビをみている人を惹きつけなければならないので、誇張された表現から始まって、どんどんエスカレートして、やがては「嘘」にまで到達してしまうのでしょう。

新聞をはじめ、マスコミをにぎわす何億円という横領事件も、最初は数千円から始まって、ばれてしまうころには、とんでもない金額になったのだと思います。

写真はあるゴルフ雑誌の記事ですが、このほかによく目にするのが、「ニュースウィング」の類の言葉です。セピア色になっているものが多いですが、1940年前後に撮られた、ベン・ホーガンやバイロン・ネルソンのスウィングを時々雑誌で見ますが、彼らのスウィングは、現在のプロに劣っているなんてとても思えません。ベン・ホーガンのスウィングは、とても躍動感にあふれ、相当なロングヒッターであったことは容易に想像できます。ただし、彼の場合は、ショットがもの凄く正確で、また、多くのトーナメントに勝ち続けたから、「飛ばし屋」の印象がなかったのでしょう。

スウィングが時代とともに、どんどん進歩していたならば、今彼らのスウィングを見ると、「クラシック」なスウィングだと懐かしく思えるのでしょうが、ベン・ホーガンのスウィングを見て、今これだけのスウィングが出来る選手が、はたしているのだろうかと、逆に思えます。

テレビや雑誌などの、マスコミに登場する記事などが、必ずしも真実ではないということを、認識させてくれた事件だったのではないでしょうか。

No,0094