2007.9月の記事

09 25 2007

温故知新***1

dscn0246.JPG

写真は、昭和10年ごろに作られたゴルフクラブで、「ベン・セイヤーズ」という名前のクラブです。シャフトはスチールで、1930年代にスチールシャフトが登場したと、昔本で読んだことがありましたので、このアイアンについているものは初期に作られたスチールシャフトなのでしょう。

スポーツ科学なるものを、少しづつ勉強してきて、どうも上手く説明できないことに時々出会うことがありますが、昨年あたりから、日本に古くから伝わっている「武術」の教えの中に、大きなヒントを何度か見るうちに、昔から言われえいる「金言」「名言」を振り返りながら、現代のゴルフに大きな「教え」があるのではないかと最近考えていましたので、ホームページがリニューアルされたので、「温故知新」を数回にわたって書いてみたいと思います。

1.「ちょっとした見栄が、ゲームを大きく崩す」・・・アーノルド・パーマー

アーノルド・パーマーは、ゴルフをビッグビジネスにした最大の立役者で、輝かしい記録を残し、いまだに凄い人気を誇るアメリカのヒーローです。私はこの言葉が好きで、自分がプレーしているとき、よく自分に言い聞かせています。ティーショットをミスして、ピンまでは200ヤード近く残っており、しかもグリーンの手前には池があります。ここで、大胆にもピンを狙うのは、「勇気」ではなくて、「見栄」ではないでしょうか?

3オンではなく、2オンしたい、これが「見栄」なのでしょう。無謀にもピンを狙ったり、グリーンを狙うのは、「見栄」がさせる行為なのでしょう。「見栄」がもたらした無謀なショット(無謀なショットが成功したためしは、私にはありません)が、そのあとのゲームをボロボロにします。彼の教えは、本当に貴重です。

2.ゴルフはミスのゲームである・・・ボブ・トスキ

ボブ・トスキは、トーナメント・プレーヤーとして活躍したあと、ティーチングプロとしても多方面で活躍した人です。この言葉も、コースでプレーするとき、自分に言い聞かせる言葉です。もし、ハンディキャップが15であれば、1ランウドの間に、けっこうなミスを15回してもいいですよ、ということでしょう。ところが、1回ミスしただけで、嘆く、悔しがる、悩む、という人が多すぎると思いませんか。

練習場でナイスショットを100%打てる人であれば、ミスを考えなくてもいいかもしれませんが、コースのほうが練習場よりも、ナイスショットが打ちにくいのです。緊張感があるし、またライも平らでないケースもあります。ゴルフはミスショットが多く出るゲームだと理解しておれば、ミスが出た時も大きく動揺したり、次のショットの判断を狂わしたりしなくなるのではないでしょうか。常に頭に入れておきたい言葉です。

09 02 2007

指導

dscn0228.JPG私のショップの2階の練習場は、ゴルフだけでなく、写真のように野球の練習もします。野球の練習をするのは、私と、私の2人の息子です。下の息子は、現在高校生で、硬式野球部に所属していますが、今は、レギュラーではなく、控えの選手になっているようです。ですから、最近息子を見ていると、なる気をなくしているのがよく分かります。 彼が小学校の時、ソフトボールのチームに入って試合にも出ていましたが、優秀選手賞をもらったり、客観的に見ても、なかなかセンスのよい子供に見えました。
最近試合を見に行きましたが、ボールの投げ方も、バッティングフォームもよくありません。ですから、最近は学校でどんな練習をしているのか、聞くようにしていますが、言葉はきついですが、まったくヒドイ練習をしているようです。
バッティングに関しては、「腕を伸ばせ」とくに「インパクトの前に腕を伸ばせ」というものです。こんなことをしていては、バットにボールが当たっても、とても遠くに飛びませんし、腕を伸ばそうとする動きが目線をぶらすので、ボールをしっかり捕らえることが難しくなります。このように間違ったことを監督やコーチが教えているのですが、ここでよく考えなくてはならないことは、間違ったことを教わり、それを真剣に一生懸命練習した生徒が下手になり、いい加減に練習していた生徒がそれほど下手にならない、すなわち、いい加減な生徒の方が「被害」が少ないのです。
ある女子プロを見ていても、同じようなことを思います。彼女は数年前、賞金ランキングで3位ぐらいに入った選手ですが、今は、レギュラーツアーに出れなくて、ステップアップツアーなどにでていますが、彼女の成績を見ると、85とかそれに近い数字が並んでいます。間違った「指導」を受け、それを身につけようと一生懸命練習すると、70ぐらいのスコアでプレーしていた人が、85のスコアでしかプレーできなくなるのです。
本当のことを教えてくれる「指導者」を見つけて、そこで練習しないと、一生懸命に取り組めば取り組むほど、結果は悪くなるという「悲劇」が待っているかもしれません。

No,0109