カテゴリー : スポーツ全般 の記事

08 18 2008

オリンピック

dscn0486.JPG4年に1度開かれるオリンピック、今はその真っ只中です。真剣勝負につい見入ってしまい、なかなかテレビの前から離れられません。

今年のオリンピックの中で、印象に残っているシーンの1つに、女子柔道の谷本選手が決勝戦で見せた内股があります。谷本選手に投げられた相手の選手の背中が、まだ畳についていないぐらいの時に、谷本選手の顔はすでに笑顔でした。会心の技だったのでしょう。

今回のオリンピックを見ていて、よく話題になるのが「2大会連続」の金メダルなのですが、前回のオリンピックで金メダルを逃した選手が、今回も金メダルを取れなかった選手を見ていると、凄く興味あることを感じます。たとえば、女子レスリングの伊調千春選手は、前回のアテネオリンピックでは銀メダルで、その時銀メダルでは満足できないようなことを言っていました。今回も、決勝戦で負けて銀メダルだったのですが、表彰台ではさわやかな笑顔を浮かべていました。

前回と同じ銀メダルなのに、何故前のように悔しがらず、今回は笑顔なのかと少し不思議に思いましたが、少し考えてから納得できました。前のオリンピックが終わってからの4年間、ケガや病気があったかもしれませんし、とてつもないハードな練習に向かっていく気持ちを維持していくのは、並大抵のことではありません。時には、「もうやめよう」と思うことは、人間なら必ずあるはずです。

そのすべてを乗り越えてオリンピックに出る、オリンピックに出ること自体が大変なことですから、そのオリンピックの舞台で力を出して戦う、それが満足感、達成感を呼ぶのではないでしょうか。水泳の北島選手が、前回のオリンピックが終わったあと、調子を崩しているとき、取材に来た人に対して、「僕なんかではなく、新しい人を追った方がいいですよ」と弱音を吐いていたそうです。2大会連続して、それも2種目とも金メダルを取るなんて、とてつもない偉業ですが、我々が見ることの出来ない選手たちの「日常」の中に、選手たちの涙の理由(わけ)があるのでしょう。

金だ、銀だ、銅だ、どうしても騒いでしまうけど、その舞台に立つまでの過程を考えると、メダルを取れなかった選手たちにも、「お疲れ様」と声をかけたくなってしまいます。

07 30 2008

高校野球

dscn0456.JPG私には、2人の息子がいて2人とも野球をしています。上は大学の野球部に所属し、下は高校球児ですが、夏の大会で負けて、高校野球は卒業しました。数年前までは、どちらかといえば高校野球は、あまり好きではありませんでした。 それは、NHKが大会の模様を放映して、放映料を主催者に支払う(らしい?)ので、高校野球が1つのビジネスになっていて、大会に参加する選手、特にピッチャーの身体の負担を考えると、なんか黙って見ている気になれなかったのです。

4年前から、息子2人の試合を見るようになって、高校野球が1つの「文化」として非常に面白いものだと感じるようになり、今は時間のある限り見に行くようになりました。試合前の練習の時、これから試合に出る選手の名前を、応援団が1人1人拍手とともに呼んだり、ファインプレーに大きな声援を送り、そして試合が終われば、相手の学校にエールを送る、高校野球の長い歴史の中で、高校野球自体が「文化」として熟成している、そう感じます。

写真は、下の息子のグローブです。三塁手をしていますが、3年間の汗や泥がしみ込んだグローブです。去年の秋のことですが、なんかやる気をなくしているようだったので、バッティングや守備のことについて、色々話をしました。ボールの投げ方や、バッティングで勘違いしていることがあり、当然結果はよくないわけで、これがやる気をなくす原因とわかり、バッティング、ボールの投げ方、守備の時の身体の使い方などを説明して、去年の秋から一緒に練習してきました。

1,2ヶ月ぐらい前のことですが、バッティングの練習をしている時、「フォロースルーは小さい方が、ボールはよく飛ぶね」と私に言ったので、かなり野球が分かってきたなと思いました。最後の夏の大会では、素晴らしいプレーを連発したので、ショップの2階で遅くまで練習を手伝っていた私としても、本当に満足できました。

ゴルフでも野球でも、そしてプロ、アマ問わず、いい結果を出す、ここにかなりこだわっていきたいと思っています。

03 12 2008

スポーツの感動

dscn0304.JPGこの3月8日と、9日は非常に注目すべきテレビ番組がありましたので、大変楽しみにしていました。1つは、内藤大助選手のボクシング世界タイトルマッチと、高橋尚子選手が走る名古屋国際女子マラソンです。

最初に、内藤選手のタイトルマッチについてです。前回のタイトルマッチは、亀田選手が相手でしたが、亀田選手の反則行為に対して、内藤選手の爽やかな大人の対応で一躍人気者となり、テレビに登場する機会が増え、どんな風に練習してタイトルマッチに望むのかを注目していました。

試合開始前、両選手がリングに上がった時、挑戦者であるポンサクレック選手の気負いのない、穏やかな表情を見たとき、内藤選手の負けを予感しました。ポンサクレック選手は内藤選手に負けるまで、17回もタイトルを防衛しており、落ち着いた雰囲気に底知れぬ強さを感じたからです。試合が始まると、内藤選手はどちらかといえば変則スタイルで、相手のポンサクレック選手は無駄のない動きから、スピードのあるパンチを繰り出す正統派です。序盤から中盤まで試合を見ていても、内藤選手の勝利は期待しずらいように見えました。

しかし、終盤の11回、12回を見ていた時、内藤選手の動きが全く衰えず、それには本当に驚きました。 この試合のために、相当ハードなトレーニングしたのでしょう。自分を見失ってない内藤選手は「本物」でした。

高橋尚子選手は、僕の大好きなアスリートの一人です。特に走っている時の表情が好きで、勝利に向かって走るとかではなく、僕なんかでは分からない「大きなもの」に向かって挑んでいるように感じます。今回も、圧倒的な走りを見せて優勝してほしいと思っていましたが、スタートラインに立ったときの表情を見て「おやっ」と思いました。今までの高橋尚子選手の顔と少し違っており、いつも以上に緊張しているのかなと思っていましたが、まさかレースの序盤で遅れるなんて信じられませんでした。

うつむき加減で走る高橋尚子選手を見たのは、初めてであったし、とても完走は出来ないのではと思っていました。しかし、さすがに高橋尚子選手で、最後まで走りぬきましたし、見事なまでの惨敗というか、負けっぷりのよさが彼女の「スター性」を表しているような気がしました。スポーツには、必ず「勝ち」と「負け」がつきますが、どちらも感動的な試合でした。ご両人とも、本当にお疲れ様でした。