11 23 2008

フィッティング

dscn0626.JPG「フィッティング」という言葉は、一般に多く使われているとはいえないかもしれませんが、自分の体型やスウィングに合わせてクラブを作る、または修正することを言います。「フィッティング」を前面に出しているクラブメーカーといえば、アメリカの「PING」でしょう。

「PING」のカタログを見ると、身長と手首から地面までの距離を測ったり、クラブのソールに特殊なシールを貼り、スウィングした時に地面とこすれる部分がシールに現れるので、それを基にクラブのライ角を選んだり、その人に合わせたクラブを作るという点では、十分に準備されていると感じます。

私も、平成7年に「アマチュアリズム」を立ち上げた時、ライ角やフェースアングルなどを色々選べる、カスタムフィッティングをはじめました。アイアンクラブも1本から購入できる「バラ売り」も始めました。当時としては、アイアンクラブのバラ売りは殆どなかったので、かなり好評でしたが、今振り返ると「カスタムフィッティング」はかなり喜んでいただけた方もいましたが、中には何度も修正をしたこともありました。 そして、その何度も修正したお客様は、最終的には満足していなかったように思えます。

話は変わりますが、昔プロのトーナメントによく行っていたときの事ですが、何度も優勝経験のある女子プロと話していた時のことで、その女子プロは「私は調子の悪い時は、絶対にクラブを新しいものに換えない様にしている。そうしないと、いま自分の状態がどんなふうなのか、全くわからなくなってしまうから。」と言いました。全くその通りだと思いました。トーナメント会場を歩いていると、「大井さ~ん、そのクラブ打たせて」と言ってくるプロは時々いましたが、何故私の作ったクラブを打ちたいかというと、その女子プロはショットの調子が悪くて、クラブを換えることによって、少しでも調子が上向くことを期待しているのでしょう。

プロもアマも同じで、調子が悪い時クラブを換えたら、調子が上向くかもしれない、そのように思いたいものです。私が、今フィッティングにあまり力を入れないのは、クラブを換える人の何割かは、調子が悪いのでクラブを換える動機となっているのです。調子の悪い時にフィッティングしてクラブを作れば、調子がよくなればそのクラブでは、良いショットが打てないはずです。

スウィングはゴルフをやっている限り、常に変化するものだと思います。 ショットの調子が悪くなると、シャフトを代えたり、ライ角を変えたり色々する人がいますが、そういう人は何度もショップに来られて、常にクラブに対して愚痴をこぼします。こういう人は、さっきの女子プロの言葉で言うなら「自分がどういう状態になっているかが分からない」であり、調子のよいときのゴルフを取り戻すのは、なかなか難しいでしょう。

フィッティングそのものは素晴らしいことですから、非常に調子のよいときにフィッティングをしてクラブを作り、調子が悪くなぅたらクラブをいじるのではなく、自分のスウィングをしっかりと見つめて、今のクラブでよいショットが打てるように練習して調子を上げることが、最善で唯一の方法ではないでしょうか。

10 30 2008

穴谷の霊水****続編

dscn0622.JPG10月の上旬、2年ぶりに富山県上市町にある「穴谷(アナンタン)の霊水」をとりに行ってきました。20リッターはいる容器を18個持っていき、無事に全部満タン(重さ360Kg)にして家に戻って来れました。 この水のことは、以前ここで紹介しましたが、血糖値を下げたりとか、身体に凄くいい水だと思います。私の母は、今年で83歳になりますが、この水を飲むようになってから、髪の毛が真っ黒になり、今でもそのまま真っ黒です。

今回、この水の話をするのは、水が湧き出ている場所にいる「虫」についてです。水を汲む場所は、長い階段を降りたところにあるのですが、今回階段の途中で、体長10cmぐらいある「ナメクジ」を見かけて、そこで働いている女性の人に「これはナメクジですか?」と聞くと、「そうですよ」と返事が返ってきて、「もの凄く大きいですね」と私が言うと、「この倍以上あるナメクジがいるよ」といわれたので、私は唖然としました。もちろん、気味が悪いので見たいと思いませんでしたが。

その女性が言うのには、ここにいる生き物すべてが、凄く大きいのだそうです。私は、水を汲む順番を待っている時、真っ黒な大きな虫が、私の左腕に止まりましたが、「何の虫だろう?」と思っていたら、刺される感覚で「蚊」であると感じたので、すぐにその虫を手で払いのけました。

写真は私の左腕ですが、例の蚊に刺されて5日たった時に撮った写真です。まだ赤くはれていて、かなりかゆみを感じていました。普通、蚊に刺されたぐらいでは、翌日には刺された後など残っていないでしょうし、かゆみも殆ど残らないでしょう。体が大きいだけに、持っている毒素も凄いのでしょう。巨大な虫を見て、この「穴谷の霊水」は本当にいい水だと実感しました。

10 09 2008

心理的要素

dscn0577.JPG写真は、私のドライバーとショップで売っているゼクシオのドライバーです。ゼクシオは、長さが45.75インチで、私のスチールシャフトがついているドライバーは、長さが44.25インチです。ドライバーの長さが1.5インチ違えば、飛距離が大分違うように思えますが、どうも現実はそうでないようです。

この2,3ヶ月のことですが、2人のお客様がドライバーの長さを1.5インチ短くしました。1人は、45.75インチから44.25インチへ、もう一人の人は45.0インチから43.5インチと短くしたのです。そして、2人の口から出た言葉は、「全然距離は落ちていない」と「前より少し飛んでいるような気がする」でした。

飛距離を伸ばすために、シャフトを長くしようかと考えている人には、そんなことはあり得ない、と感じていることでしょうが、2人とも嘘を言っているようには、私には感じられませんでした。45.75インチのクラブを短くしたお客様は、45.75インチのクラブを使ってショップの2階で計測しているので、44.25インチにしたあと同じように計測し、前回計測した数値を覚えているので、やはり以前よりヘッドスピードが少し早くなっていると言っておられました。

私がここで興味を持ったことは、ゴルフコースで飛距離が落ちない、または少し飛ぶような気がする、ということはあって当然のことと思っていますが、室内でショットしたものでも、飛距離が伸びる、またはヘッドスピードがアップするということです。仕事柄、いろんな人とラウンドしますが、ドライバーよりもスプーンでティーショットしたほうが飛んでいることを、何度も目撃してきました。フェアウェイが狭いことで、3番ウッドでティーショットしたその飛距離が、自分との飛距離の差を考えると、先ほど打ったドライバショットよりも飛んでいる、ということです。

フェアウェイが狭いので、ボールを曲げないために軽く打つ、つまり筋肉を軟らかく使えるので、ヘッドスピードは早くなります。ドライバーで飛ばそうとして力めば、さっきの反対で筋肉は硬くなり、ヘッドスピードは遅くなります。このクラブは曲がらないから安心して打てる、これも身体を軟らかく使えるので、ヘッドスピードは速くなるでしょう。 ドライバーの長さを短くするということは、飛距離よりも方向性を優先するということですから、力んでボールを打つ確立は当然減ると思います。方向性を重視して、軽く打とうとすることがヘッドスピードを高めますので、シャフトを短くしても距離は落ちない、ということになります。

もう1つ、室内で打ってもスピードが落ちないのは何故でしょうか?ゴルファーは、無意識のうちに、出来る限りフェースの芯でうとうとします。長いクラブと短いクラブでは、当然短いクラブのほうが芯で打ちやすく、それは安心感につながり、またクラブが長いことにより、ヘッドをボールに「当てに行く」動作が生まれやすくなります。このことが、身体を大きく使うことにブレーキをかけてしまうかもしれません。

このことは、2人のお客様の特別なケースではなく、長くこの仕事をしてきて、広く一般的に当てはまることと思います。